唐沢林道。
いったい、なんすかね?
この林道。
これは裏ヤビツ側の出口ゲートですが。
自転車ですら入ってくるな!という、物理的な意思表示をしているわけです。
入ってはいけないのです!
が、ここを走る先人のBLOGを多数見ていて、ちょっと自己責任(だけで良いとは思わないけど)で「侵入」してみました・
※まさに侵入です。
不法侵入のかほりがプンプンします。
が、その前にこの日のルート。
ザックリいうと、
馬渡大坂→その坂の延長→半原越→土山峠(少しだけ)→唐沢林道→裏ヤビツ→串川橋→境川CR
いつもの、だれも走れない(覚えられない)裏道コースを経由し、馬渡大坂に。
馬渡大坂は、たまたま検索して出てきた、陽ちゃんさんの記事に詳細が!→ 「 K100Dとパンケーキ+K20D+GR」
で、このルートで半原越に向かう。
半原越の詳細は7/20に書いてたwww 「半原越から土山峠・・・ぼっち練」
登るに連れて、霧が濃くなっていきます。
霧の中を走っているので、もう湿度が半端ないわけです。
水汲み場に寄ろうとしたら、タンクをかかえたご夫婦に順番を譲ってもらえず。
本当は顔と頭に水をかぶりたかったんだけどw
ふと、耳を澄ますと、後からコーホーッ、コーホーッと、荒い呼吸音が聞こえ、坂馬鹿な方wが自分を抜き去っていきました。
(お前はウォーズマンか!と心の中で突っ込みましたけどね)
いやまあ、自分は通りすがりなんで、テヘッみたいな態度で見送りますw
やっと半原越、制覇?しました!
そこから、スルスルーーーっと下ります。
(とはいっても路面は荒れているのでスピードは出せないけど)
今度は土山峠を1/3くらい登ってから、唐沢林道です。左折です。
入り口のゲートからして、侵入は一切ダメだと思います。
途中、産廃施設もありましたし。ありましたし。
確か事前調べでは、唐沢林道は札掛橋にでるはずなので、そんなに登りが続くのはおかしい!と思いつつも、
初めてのルートなので逆らわずに登っていきます。
延々、登っていきます。
100mまっすぐ、ヨタヨタ登って、カーブ。
カーブの先はいよいよ頂上か???
いやいやいや、その先はまだ登り。
また100mほどまっすぐ登る。
汗ダクダク。
ん?頂上か???
いやいやいや、また登り。
カーブの先はそろそろ頂上か??
汗ダクダク。
というパターンが15回くらい。
すごい濃霧でサウナ状態の中、物見隧道に。
ようやくピークとなり、トンネルを。
ただし、霧がすさまじく、トンネルの先はまったく見えない。
防水仕様のXperiaZ1で撮影するも、後で見たらなにも写っていない。
照明なしのトンネルを自転車のライト最大照度で進むも、霧のため何も見えない。
まさかの、最近テストしている、CREE XML-T6 高輝度 サイクルヘッドライト USB接続タイプをもってしても暗い、いや
なにも見えない・・・。
怖くて怖くて、さっさと進みたいけれど、ライトはほとんど役立たず。
200mくらいのトンネルを、ほとんど息を止めて進みました。
で、やっとトンネル脱出。
写真に収めるも、ここも何も写っていない….。
逃げるように下っていきます。
結局、撮影した画像は、なにも残っていませんでしたgkbr。
※トンネル通過の動画、vineで撮っておいたんだけど、何も残ってないし???
下りとはいえ、路面には木の枝や石が散乱しており、また見通しの悪いカーブが続くので、
対向車が皆無とはいえスピードは出せません。
17km/hがMAX。
一度、路面に落ちていた木の枝が前ギアに引っかかり、チェーン落ちをくらいました・・・。
心情的には、かなりの長距離をブレーキに握りっぱなしで下り、握力はゼロになりました。
途中、なにかまずいものを踏んづけたのか、まさかのスローパンク。
漕いでも漕いでも、なんだか進まないのでやっと気付きました。
もう、本当にイヤになりました。
横を見れば、猿がキャッキャしてるし、電波は無いし、TAXIも呼べないし、水もほぼ無いし、しかもパンクだし、終わりも見えないし。
やっぱり、侵入を拒否している林道には、入ってはいけないです。
自転車ブロガーの方も自省すべきです。
冬山に計画を提出せずに分け入るようなものです。
しかも私有地に。
あえて、それを言いたいです。
この体験が反面教師になればいいと思います。
自分はもう二度と行きません。
一つだけ、朗報としては、モンベル(mont‐bell) ジオライン クールメッシュ サイクルキャップ ブラック BK M は、かなり快適でした。
したたる汗にも対応してくれました。
これなかったら、もっと厳しかったかも。
そこそこ下っていくと、なんだかまさかの上り返しが始まります。
途中で自転車に乗るのもいやになって、押し歩きで進みました。
出口のゲートをなんとか乗り越えて、やっと裏ヤビツのルートにたどり着きました。
勝手知ったる裏ヤビツルートで、なんだかやっと安心しました。
いつものポイントで自撮りしたりとかーーw
(ひげ、剃ってないな)
スローパンク、もうチューブを替える気力もなく、5km置きに空気注入で帰りました。
や、走行距離は85kmですが、これまで自転車に乗ったなかで一番疲れました。
心身ともに。
本当に、本当に疲れました。
自分が完走できたブルベの最良距離は、まだ300kmなのですが、「BRM419西東京300富士は完走!」、それはそれで結構頑張ったし後半100kmはかなり辛かったのですが、それとは種類の異なるダメージとなりました。
・・・二度と行きません。キッパリ!