正直、高知って未知の土地・・・。
旅行や出張あわせて行ったことのない都道府県として、山口県・鳥取県・島根県。そして今回の高知県。
まさに未踏のエリア。
しかも高知って、飛行機でしか行きようもない場所だったりしたのですが、そういえば先日、原付で訪問してたなあ。
とはいえ、前回は県境あたりをさまよっただけで、本格的な訪問は今回が初めて。
目指すは高知県立牧野植物園。せっかく愛媛にいるんだから。
ちなみに伊豆の石廊崎ジャングルパークが大好きで何度も訪れていたんだけど、知らぬまに閉園していて。
植物園って、一見地味な印象だけど、実はすっごい楽しいのは行ったことない人には伝えようがないのが残念。
仁淀川のうなぎを腹いっぱい!
今治からは寒風山トンネルをこえていく下道で。
道沿いにはそこそこ大きな川が横たえていたけど、前日までの雨のせいか、いわゆる「仁淀ブルー」ではなかったため、まさかここが仁淀川とは気づかず。
下道の峠ルートは急カーブの連続でなかなかの時間を要したけど、最初の目的地の佐川町へ。
こちら、「大正軒」へ。
なんでもかなりの名店とのこと。
店内でいただこうと、途中で電話予約するもすでに満席とのことでテイクアウトすることに。
こちらがテイクアウトのお弁当。
一見、地味。
だけど「重い(=物理的に)」。
店員さんから受け取ったときからかなりの違和感。
すっごく重いのですよ。
昔ながらのテイクアウト用の折り詰めサイズなんだけど、ご飯の量はもとより、うなぎのボリュームからくる重量感は半端ない!
一人前1kgくらいという印象。
「洗練された、ふわふわな上品な味わい」、というものではなくて、田舎ならではの噛みごたえのある肉厚なボディに、ずしんとくる甘辛いタレ、そして満腹中枢を破壊するボリューム。
これは自転車で四国、特に高知ツアーをする方は絶対に食べたほうが良いよ。
※追いダレもついている!
こちらが「大正軒」のメニュー。
※うなぎ弁当の「上」をオーダーしているので、ここには載っていない、贅沢なお弁当です。
いくよ!牧野植物園
牧野植物園が高知にあるってことはインスタで知って、すっごく行ってみたい!と興奮気味に今治市民に話していたのだけど、びっくりするくらい誰もまこの富太郎を知らない・・・。
えっ?小学生の時に伝記とか理科の授業で出てきたでしょ?と言っても、反応はほぼなし。
うーーーむ。
植物園に入ると、園の中央には牧野富太郎像が。
いや、これ見てもわからないし・・・。
園内は五台山という小高い山の頂上にあり、ロケーション的にも最高に気持ちのいい場所。
五台山にある四国霊場・竹林寺の土地を譲り受けた場所で、起伏を生かした地形を生かし8haの土地に3,000種類以上の植物が彩っているのですよ。
そして本館や展示館は「内藤廣」氏という建築家の手によるもの。
みんな大好き「隈研吾」氏より自分は好きな建築家。
※この辺は画像なし
そして今回、最も行きたかった場所はもちろん温室。
石廊崎ジャングルパークのジャングル感は圧巻だったという記憶があり、郷愁とかノスタルジアからのワクワク感があったのは確か。
2010年にリニューアルした温室の外観。
そしてこちらがエントランス。
植物感がMAX!
入り口入ってすぐの空を見上げる吹き抜け。
シダ植物がここはすごいよ。
超太い、象竹。
こんな太い竹!
古民家の柱サイズ。
正直、まる一日は楽勝でいれる温室なんだけど、同行者にはまったく興味がない!方がいらしたので、足早に見てまわります。
ジャングルゾーンはなかなか良いよ。
急いで口で吸え!
なにかクルミ的なものが水面に落ちると咲かせる花、らしい。
オオオニバス。
子供は乗れる。
平べったいのが成長するとお皿の形状になるらしい。
なにか蘭系の植物が特に多めに展示されてる様子だけど、蘭は沼が深すぎて・・・。
8haっていうとかなりの広さで、歩いてまわるのはきついイメージだけど、牧野植物園は園内のルートがコンパクトにうまくまとめられていて、半日くらいで十分そのエッセンスは楽しめる。
もちろん、数日かけてゆっくり観察してもいいし。
四季ごとに訪問するつもり。
そしてここは高知県立の植物園。
8haをメンテナンスするって、もうコストは計り知れないけど、そこはそれ公立なので。
正直、入園料¥730は申し訳ないです。
ありがとう!高知県民。
※五台山は高台にあるので、自転車乗りがたくさんいました・・・。
西島園芸団地へ
牧野植物園をあとにして、帰路に向かう高速入り口近くの西島園芸団地へ。
ここはいったい何なのか、うまくつたえられない場所。
有名なはずせない観光地。らしい。
印象としては、ハウスが幾棟も連なっていて、季節の果物を生産し販売してるところ。
いちご狩りもあるよ、的な。
お昼のいただいたうなぎ弁当でお腹いっぱい、牧野植物園の散策程度では消化できるはずもなく、この季節の園芸団地オススメ、マスクメロンのスムージーで休憩。
ハウスの内側を沿うように茂っているのはブーゲンビリアの木。
しかも、この見える範囲はたった一本のブーゲンビリアの木なのですよ。ハウスを覆い隠すように、横に横にと広がっている様は圧巻です。
花が咲いてるときにも来てみたいものです。
さすが生産直売所らしく、リーズナブルな価格で販売しているマスクメロン(ただし傷物w)を購入し実家へ送付。
ただ、この園芸団地、いったい何なのか、本質は最後までわからなかった・・・。
牧野富太郎、そんなにマイナーなの?
植物学者の草分けとして、知らない人はいないと思っていたのです。
学校の図書館には絶対に置いてあったはずだし。
いまでもコンパクト版は普通に手に入る。
そんな心配をしていたら、どうやら今年2021年には中学生の読書感想文の課題図書に取り上げられているみたい。
ということは自分の年代から今の中学生までは空白の時代なのかもしれないけど、ふたたび見直されているようなのはとにかくうれしい!
でも、この植物図、見たことありますよね?
<次回予告:念願の石鎚山へ>