なぜ大人になってから、自転車に乗り始めたのか。
移動手段として効率的かと聞かれれば、今なら結構楽しいけどね、と答えられるけど。
今なら、ね。
子供の頃、そう、自転車で野山を走り回っていた頃に考えていたのは、
・20代でポルシェ
・30代でフェラーリ
・40代でジャガー、またはアストンマーチン
・50代でベンツ、ただし運転手付き
・60代でロータス、またはケーターハム
・70才でシヌ。
自転車に乗る要素はナシ。
なにせスーパーカーブームだったし。
自転車に再度またがってみたきっかけはこれ。
自転車で遠くへ行きたい。
まあ、BMWにはまったから、ジャガーやロータスはいいけどさ。
本に出会う、より先に、blogに出会った。
この記事→ 自転車乗りがTwitterを始めるための5つのステップ
自転車に関しては専門的な言葉が多くて、最初は全くわからなかったけど、米津さんから、そして氏のオススメするtumblrだったり、iPhoneを導入することで急速に世界が近づいてきたことを実感した。
2009年の第4回佐渡ロングライドで大人自転車デビュー。
この開催は終始大雨にたたられ、それ以来、雨がトラウマになった。
ちなみに、自転車を乗り始めて、初めての坂は佐渡のZ坂だったりwww
その後、ブルベの存在を知ることとなる。
一人で勝手ブルベに出かけたりした。
実際にPCで待ち伏せして応援したり、観察したりした。
ブルベに参加する方は自分とは異なる超人!と思っていたけど、思いのほか普通!な方が多くて驚く。
普通というのは、そんなスペシャルな自転車ではなかったり、マニアックなアスリートな感じではなかったり、という意味。
ちょっと安心して、もしかして自分も200kmくらいならいけるんじゃないか?と考えたり。
同時に、自転車×blog界の名作、Blue-Periodさんの日記 [4つのサイクリングロードをつないで日本海へ]にであったり、
読むだけで距離感がこわれる、「あぁ、湘南の夜は更けて」を見たり、とか…。
そして2012年には自分自身ブルベデビュー。
本当に自転車で遠くまで行くことになった。
ブルベは一人で走ることがほとんど。
まわりに誰もいないような気がするけど、3分まえにはだれかが走っていて、1分うしろには自分と同じようにゼィハァしてたりする人がいる。
つらい登りで押し歩きしていると、「大丈夫ですか?」とか声をかけられたりする。
パンク修理してたら、わざわざ立ち止まってくれる方もいる。
集団走行ではないけど、みんなで走っているような気持ちになったりして励まされたり。
また思い出深いのは、西東京のナイトブルベ、山中湖200では深夜にもかかわらず、主催されているスタッフの方々がそこかしこで応援してくれて本当に励みになった。
本当に一人で走っていると、なかなかモチベーションが維持出来ずに、100kmも走ればお腹いっぱいだったりするけど、ブルベの「みんなで走ってる感」は結構気持ちよかったりw
おかげで遠くまで走っていくのが楽しい、と感じることができた。
今年は、DNSだらけな一年だった。
「早起きしてまで自転車に乗る、ということが習慣化していない」というのが表向きの理由で、実際は準備不足からの気持ちのだだ下がりだったと思う。
1005定峰は、しっかり事前準備をして、しっかり早起きして、しっかり走りたいところです。
一年の締めくくりのブルベです。