BRM419西東京300富士は完走しました!
去年から、ブルベは散々なカンジでした。
完走どころかDNSだらけ。
事前準備がとにかく足りないゆえに。
体調管理、コース予習、モチベーションの維持・・・。
ともかく完走したのは、BRM223東京200曽我梅林、完走www以来。
何はともあれ、ほぼ一年ぶりの完走、そしてはじめての300km完走とうれしいことずくめです!
時系列に追ってみます。
・受付
晩御飯を作ってから、20:00にお風呂に入り、身体を清め受付地点のケルビムには21:10に到着。
途中、Edge500の電源カバーを無くしていることに気付き、近くのLAWSONでセロテープを借りて補強。
淡島公園に移動を促されるかと思ったら、なんとケルビム店内でブリーフィング。
家を出たあたりから、ポツポツ来てましたからね、雨。
(もしかして、右の髭の方がチャーハンさんかな?)
ほどなく車検。
車検が終わると、ケルビム横からもう順次スタート。
10人ずつ。
1組目がスタートしてから1分後、2組目で自分のブルベが始まりました。
チェックポイントの江ノ島までは、まあ信号がつながらないルートなので、やむを得ず長いトレインになってしまいます。
んが、鎌倉で握手!茅ヶ崎で握手!の時に、一応このルートだけ試走みたいなことをしているので、シグナルグランプリ的なことはせず、あくまでウォーミングアップ的な。
座間~藤沢までは、常に全ての信号がつながらないのは検証済みだし。
ま、この長いトレインは、車が少ない深夜だから許されることのような。
・江ノ島クイズポイント
ログ残してなかったけど、多分23:50頃到着。
クイズの写真を撮り、トイレに行ってから急ぎ気味に出発。
R134は一人旅。
時間と距離を稼げるポイントだから、速い人に着いていったらラッキーだったかもしれないけど、はじめての300なので、ウォーミングアップを長めに取るかんじで。
と思ったら、早くも辻堂で後ろに人影が・・・。
キャリア浅いので、こうゆうの焦って必要以上にパワー出しちゃうんだけど、この人は適度な距離を保ってくれたので、あくまでマイペースでいけました、良かった。
大磯からR1に入るところで、ちょっと暑くなってきて歩道に避難。
このブルベ開催時の気温は、天気予報では各所、「最低4℃、最高12℃、雨も降るかもねーー」だったので、
最高気温9℃のウエアに、さらにカッパ。
カッパは、モンベル(mont‐bell) スーパーストレッチサイクルレインジャケット男性用 1130271 フラッシュグリーン FGN XLの前モデルのブルーを。
丈は短めなのが玉に傷だけど、ストレッチなので着心地よし!
パンツは自転車用のを持っていないので、100均で買った。
と、寒さと雨対策は自分の在庫なりにフル装備なので、R134をクルクルまわしたら暑くなってきた。
前ファスナーをインナー、ジャケット、カッパと全て空けて信号が変わるタイミングで再スタート。
はからずも、先ほどまで後ろにいた方の後ろにつくことになりました。
二宮を過ぎて小田原に入るも二人きり。
途中、どうみてもこのブルベDNFして帰宅するんだろ?っていう方と数名すれ違い。
結果的にはずっと雨だったから、その判断は正解かもしれません。
・PC-1 セブンイレブン小田原寿町3丁目店 1:24着。
0:09~2:52が制限時間なので、約1時間半のアドバンテージ。
遅いながらも想定内。
補給はビッグアメリカンドッグ(食べてる人がいて美味しそうだったから)、
黒糖まんじゅう(豆大福がタッチの差で売り切れだったから)、
そして水。
(※ちなみにサラダチキンは売っていなかった)
スタッフの方をお話させていただいて、十分リラックスしたところで闇夜の国へ出発。
40分くらい滞在。
つーか、近所の酔っ払いのおじさんが、「うちの目の前が徳川家代々の墓の一部なんだ、見ていけーーー」とわけわからないことをいいつつ、自分に近づいてきたので、逃げたというのがホント。
小田原=徳川家、というのを酔っ払いのおじさんによって思い出した。
小田急沿いに、開成駅付近を経由し山北へ。
この辺から、ちょっと自分には理解できない二人組みトレインを尾行することに。
先頭の全身白カッパの方、平地が遅い。22kmくらい。だけど登りも22kmくらい。
(こっちは平地は28~30km、登りはやむを得ず8~14kmで走りたい)
山北から結構だらだら登りが続くけど、生土Sまでずーーーーーーっとそんなペース。
んで、その後にいた、ドンキで買いました!カッパ的な人は、登りで離され、平地で追いまくる、みたいな。
なんか面白くて、後ろからずうーーっと見てましたw
雨がずっと降り続く中、誰のblogで見たか忘れたけど、「雨ブルベは気温が安定するから走りやすいんだ、と達人は語っていた」という主旨の文章を思い出し、
「あー、このブルベ、走りやすいんだねw」と何度も無理矢理、脳内錯覚を生じさせて走り続けます。
(雨はコンスタントに降り続いています。)
※この二人、結果的に速いです。
登りを込みで22kmで走り続けているわけですから。
それについていっている自分、オーバーペース気味です。
だらだら登りをひとまず終えると、御殿場から沼津までのながーい下り。
真っ暗すぎて登りの終わりが分かりづらかったですけどね。
全身白カッパの方、下り、遅いんです。
じゃあ追い越せばいいんですが、真っ暗なのと本格的な雨のため、リスキー過ぎてそれはできない。
そうこうしてる間に、雨が強くなってきました。
気温4℃で雨で真っ暗、というエクストリーム間満載!ヒャッハーーー!!
登りのピーク地点がイマイチ分かっておらず、いきなり下り始めたので、登り用に胸部分全開のまま。
路面イマイチで片手でファスナー上げるとかできず、かといって止まるのももったいないし。
ふと気付くと、下腹部も雨に濡れているような・・・。
気付くと、100均で買ったカッパパンツはアソコを中心に大きく破れていました。
そう、とても大きく。
びらびらに前が開いてしまい、雨が入りまくりです。
サムイ、とにかく寒い。
しつこく寒い…。
・3:56
ファミリーマート 橋本富士岡駅前店でカッパズボン購入。
¥500
店員さん、呆れているみたい・・・。
こんな深夜にずぶ濡れで。
さて防水は完璧!(手遅れだけど、びしょびしょだけど)
沼津に向かいます。
(※もうホントに凍えて遭難しそうでした)
辻堂~小田原までご一緒した方に追いつき、何とはなく一緒に、このブルベの名物店「すき屋」へ。
・4:59 すき家 414号沼津三枚橋店
びしょびしょなのはまったく乾いていない
西東京の300参加者が必ず寄る、という伝説のすき屋。
ここで初めてのご挨拶。
「山田です」
「佐藤です」
(大丈夫か?ホントウに名乗っているのか?)
少しの疑問はあるけど。
牛丼並と、豚汁玉子セット。
食欲がイマイチだったので、かなり残す。
もったいない。
(自分でオーダーしといて残すのって大嫌い)
山田さんから、「ここからもご一緒しますか?」という優しい申し入れに素直に頷くw
んで、沼津の千本松沿い。
ちょーー退屈。
景色まったく変わらず。
富士川が見えたときは何か感動しましたわ。
途中、山田さん(仮名かも?)との会話。
山田「先に行ってもらっていいですよ?」
自分「えっ?」
自分「いや、自分着いていくのに一杯イッパイですよ?」
山田「ラチェット音が聞こえてるので。すみません、遅くて。」
自分(必死)「いえ違います、自分、ペダリングが下手クソなのでうまく回せなくて、つい重いギアで走っちゃってペダルを止めなくちゃいけなくなるんです・・・」
山田「そ、なんですか?じゃあゆっくり行きますね!」
( 自分「それでも、あなた、速いじゃんか・・・。ぜんぜんゆっくりじゃないじゃんか・・・。」 )
と誤解を解かせていただきました。
富士川越えたら、すぐかな、と思っていたPC-2。
気持ち的にはかなり距離ありました。
やっとこさ、着いた!
・PC-2
167km地点のサークルK 芝川町役場前店 6:30到着
5:04~9:08が制限時間なので、2時間半のアドバンテージ。
さっき牛丼食べたので、ここではオヤツ。
もちっとつぶアンドーナツ、
チョコバナナクレープ、
そして水。
お腹が痛かった、というか膨満感でつらかったので、さりげなく出すことに集中し1時間も滞在。
ありがたいことに、全てのPCでお出迎えお見送りしてくれる西東京のスタッフに、
「休憩、長すぎヾ(-_-;) 」と呆れられつつ、ようやくこれからの30kmの登りに挑む気持ちに。
ま、上井出までは大したこと無いわけです。
ダラダラしてるだけだし。
といいつつ、上井出のファミマで20分ほど中休憩。
まだ登り走行距離15km。
この時点で9時。
ようやく走り出す。
あー、このルート、Mt.Fujiエコサイクリングで走ったなー(逆周りだけど)
しばらく走ると、「山田」さんはミルクランドでソフトクリーム・グルベ。
自分はあまりに寒かったのでそんな気分になれずここで一旦お別れ。
それからも、そんな急勾配にもならず、たんたんと登り続けます。
だんだん、飽きてきて休憩が増えていきます。
牛、撮ったり、とか。
斜度はそんなにきつくない。
いつものオギノパンコースのほうが全然つらい。
馬渡大坂のほうがはるかに斜度つらい。
んが、終わったかと思って安心すると、延々と先の見える登り一直線とかがあって、斜度とか体力とかより気持ちの折れる登り坂。
道志道の山伏峠のような。
「気持ちが折れる」のもそうなんだけど、「飽きる」っていうが正しいかも。
気持ちが折れつつ、飽きて飽きてで。といいつつも、チェーンが落ちた時以外は脚をつかずに頑張りました!
ちょっと、右膝が、ピキッと音を立てたような・・・。
(まあ、これが今回のブルベを困難にした一番の原因なんだけど・・・。)
後で聞いて分かったんだけど、「展望台まで油断するな!」という格言があるとかないとか。
PC-2からはとりあえず雨も止み、曇天の中、本栖湖を見下ろすことができました。
西東京のスタッフの方には、「この峠を越えたら、もうPC-3まで40kmで漕がずに到着するよ!」と、お母さんからもらう飴みたいな罠が頭の中をグルグルしていました。
基本、かなりの下り基調。
そして、登りの時から気付いていたけど、と・に・か・く、サムイ!
登っていても汗かいていない。下りはもう本当に寒い。
冬用ウエアの上に、上下カッパを着ている、というのにもかかわらず。
同時開催、チェレンジ富士五湖があるからなのか?
とにかく、PC-3に行かないことには!
そして、富士見バイパス南SからのR139、もう路面がサイアク!
今年の大雪のせいか、もう道路のダメージが半端ない。
いやもともと、この道路、何度も通ってるけど、いつ行っても路面悪いしw
去年はパンクにもあってしまったし。 「BRM622西東京400富士大回り~失意」
結果、道路からの振動からくる身体のダメージも半端ない。
PC-3までたどり着けば、なんだったら富士急の禾生駅から輪行でも帰れるしw、をモチベーションに少しづつ痛くなる右膝をかばいながら、ゆっくりと進む。
・PC-3 238km地点 セブンイレブン都留井倉店 11:59到着。
9:04~13:52が制限時間なので、2時間のアドバンテージ。
補給は、本当は禾生駅近くの「おむすびのおおみや」 で、おむすびを食べたかったけど、ちょっと膝痛が気になるようになってきて、残念ながらパス。
セブンイレブンで購入したのは、
杵つき仕立て 塩豆大福、(豆大福はブルベ補給の王道だと思う)
レタスたっぷりシャキシャキレタスサンド、(噛む食べ物じゃないとエネルギーに変換されない、という持論)
どん兵衛きつね、
エヴィアン750ml。
(※ちなみにサラダチキンは売っていなかった)
ここのセブン、大きめのベンチが二つあるので、ベンチに座っていただきました!
んが、
一回座ったら、膝が痛くて立ち上がれない!
こんな痛みは初めてで、この先ペダルを回したら一体どうなってしまうのか想像もつかない。
ヒアルロン酸の注射でも打てば一発で回復しそうな気はするけど。
膝周辺を自分なりにモミモミしながら、1時間も休憩。
いい加減、スタッフの方に、「ま、まだ行かないの?」と呆れられたり。
そしてもうひとつのピンチ到来。
Garmin Edge500がバッテリー切れで落ちた!
ここまでキューシートは一切見ず、ましてやコースを暗記してるわけでもなく、ガーミン先生のいう通り走ってきたのに、まさかの昇天。
う~む。
バックライトを常時ON(70%)にしたままだったのがいけなかったみたい。
ここからは一部これまで走ったことがあるルートではあるので、なんとかなるかもなー
もう、早く行けよ!的な空気を感じたので、イヤイヤ再スタート。
新雛鶴を山梨側あら登るのは初めてだったりする。
だらだらな登りがずーっと続いて、最後にトンネル前が急坂なのは覚えている。
けど、もうダラダラが始まった時点でペダルを回せなくなっていた、膝が痛くて。
スタートから6km地点で早くも押し歩き。
外人さんに「ガンバッテー!」と声をかけていただくも、ちょっと頑張りようがないカンジ。
・新雛鶴トンネル 1:20到着。
えらい時間かかった。
トンネル抜けてからは、基本下り。
登りですごく時間がかかることは認識したので、下りで稼ぐ作戦に。
GP4000Sだろうがなんだろうが、23cのタイヤのグリップ力なんかまったく信用していない自分が、はじめて捨て身!で下りを駆け下りました!
・・・ここからが朦朧としている。
直子の台所の交差点、道志ダムに向かう交差点、朦朧としつつ、Edge500が死亡した今、やっつけで印刷しただけのキューシートが頼みの綱なんだけど、一切見ることもなく、PC-3でスタッフの方に口伝で得た知識だけで進む。
もちろん、登りはすべて、全て、押し歩き。もうまったく膝に力が入らない。というか激痛に変わってきた。
ちょっと、コレ、もう無理かな。
このまま押し歩いていても、5km/hが精一杯。
すなわち、一時間に5kmしか進まない。
あと30km程度とはいえ、5km/hで進んでいては6時間はかかる。
道志ダムにさえたどり着いていないのに、もう15時近く。
ゴール締め切りの18時まであと3時間…。
何度計算しても、絶対にタイムアウト。
う~む、タクシー呼ぶかなー。
と、もんもんとしつつも、とりあえず前に進まないことには家にも帰れない。
そうこうしてるうちに無事に?道志ダムまで着いて道志みちへの合流地点へ。
下りが始まったので、少しだけ気が楽に。
んがっ!
青野原のセブンを通過した際、ふとアイデアが!!
登りは押し歩きで5km/h、下りは頑張って25km/h、とすると、アベレージに直すと30÷2=15km/h。
すなわち、下りプラス平地で、25km/h以上で走れれば、登りを含めて、1時間に15km進むわけだよ!
残り時間2時間半くらいあるわけだし、もう30kmも無いわけだし、もしかして間に合っちゃうんじゃね???
なんだか時間内のゴールが見えてきたような気がして、少しだけ元気が出てきた!
(※相変わらず、登りは全て押し歩きだけどw)
道志みちの終点、青山S通過!
串川橋、無事通過!
もうこの辺まで来ると、完全にMyローカルコースw
新小倉橋、なんなく通過!
六地蔵、ギリギリ通過!
(※登りは全て押し歩きですよ、念のため)
16号も横断して、膝の痛みがMAXになったので、ゴールまであと2kmもない、セブンイレブン 相模原淵野辺本町2丁目店でコーヒーブレイク。
片足のペダリングは、とにかく疲れますわ。
この時点で16:50。
セブンカフェでほっと一息www
痛む膝をごまかしながら、なんとかゴーーーール!
西東京名物、ぬるいコーラ。
なんと、冷えていた!!!
・ゴール 17:18
時間19:18 いや正直、よく間に合った!
途中で一旦あきらめたけど、よくゴールできたなー、と。
かなりうれしい完走となりました!
思い起こせば、この西東京300富士を走りたい、と思ったのが2012年。(ブルベに参加し始めた年)
「BRM421西東京200山中湖:完走!!」にてはじめて西東京ブルベ、しかもないとスタートに参加して、ちょっと楽しくて、またナイトスタートやりたいなー、というときに300もあることに気付いて、だけどその頃は300なんか、もう想像もつかない距離で。
2013年にも出たかったけど、「BRM518西東京300 一番早いレポート」、なんだか体調イマイチでDNSで。
やっと念願かないました!
想像以上に長く感じたけど、雨や低温、カッパが破れた、膝が痛い、等々いろいろあったけど、とにかく参加できてしかも完走できて、とってもうれしいわけです。
そして、全てのPCで待っていてくれて、声を掛けてくれる西東京のスタッフさんに大感謝です。
かれらの主催だからこそ、完走できたといっても過言ではありません。
ほんと、「BRM419西東京300富士」はいいブルベだった。
※ひとまず、レポートはおしまいです。
一緒に走ってくださった参加者の方々にも感謝です。
(特に山田さん)
ふわふわっとした感想も書いてみました。
「BRM419西東京300を完走した感想」
コメント
[…] BRM419西東京300富士は完走! 会社を移って1ヶ月半。 […]
[…] 「参加条件はたった一つ、全行程を自転車で走りきること。 ルートも時間も宿泊も自由です。」 ゆえの、まずは高崎までの刻みとなりました。 自分的には、「BRM419西東京300富士」 でなんとかギリギリ、300kmは完走しているので、直江津にはノンストップで向かいたいと思っていますが、高崎までのルートがちょっとまったく地理的にも道路的にも想像ついていなかったので、予習の意味も込めて参加させていただきました。 いきなり、トラブル発生ですね。 リアディレーラがいうことを聞いてくれないようです。 水道橋の東屋に7:30集合、8:00くらいに出発です。 台風が過ぎ去った後の熱波が道路を覆っています。 9:40にセブンイレブン 所沢航空公園前店で休憩。 おにぎりフェア¥100なので、朝ごはんにいただくっと。 水と氷も補給。 […]
[…] スローパンク、もうチューブを替える気力もなく、5km置きに空気注入で帰りました。 や、走行距離は85kmですが、これまで自転車に乗ったなかで一番疲れました。 心身ともに。 本当に、本当に疲れました。 自分が完走できたブルベの最良距離は、まだ300kmなのですが、「BRM419西東京300富士は完走!」、それはそれで結構頑張ったし後半100kmはかなり辛かったのですが、それとは種類の異なるダメージとなりました。 ・・・二度と行きません。キッパリ! […]
[…] と思ったら、前に登ってましたわ。 「BRM419西東京300富士は完走!」 […]