去年願掛けに行ったので、今回はお礼に
今治滞在が60%、そして残り40%が町田での生活です。
自転車は今治に持っていったので、近所のポタリングという趣味を実行できなくなってしまいましたが、近所の山をプチ登山することはできます。
ケーブルカーが新しくなっていました。
2018年の7月(=1年前)、本当につらいつらい時期で、なんとかその状況を打破したく、そして折れかかったココロを立て直すため、大山阿夫利神社に願掛けに行ったのでした。
願掛けのおかげが、最悪な状況から脱することができ、また、今治で仕事するという思ってもいなかった環境変化もあり、お礼を兼ねて一年ぶりの大山への訪問です。
小田急線秦野駅からバスで、自転車乗りを横目にすいすいとヤビツまでのんびり行こうという予定でしたが、朝いちの便は秦野駅発7:55というとてもまったりした時間だったので、やむを得ず蓑毛まで。
バスはまさかの貸し切りで、そりゃまあこんな暑い時期に、人気の塔ノ岳のスタート地点であるヤビツ行きではなく、蓑毛に行くっていうのは地元民かそれとも自分くらいか。
そんなわけで蓑毛越ルートでスタートします。
梅雨まっさかりのこの時期、少しの晴れ間を狙ってやってきたのです。
大雨でも降ったのか、ルートは荒れ気味。
下社と山頂との分岐点。
下社は帰路によるとして、最短で山頂を目指します。
※これが大失敗・・・。
雲の中に入ったかのようです。
湿度90%らしいけど、水の中にいるかのよう。
噴き出した汗は止まることなく、視界を滝汗が遮ります。
※この辺でうすうす気が付きました。
ヤマビルの猛攻が半端ないのですよ。
地面からはぴょんぴょんと飛びかかってくる。
木の葉からダイブしてくる。
草むらではいつでも飛びかかれるように、葉っぱの先端に待機。
靴の中への侵入を3匹に許してしまいました。
靴の中を除くと、靴下が真っ赤に染まり、なにか得体のしれない黒い物体が確認できるのですが、登山靴はガチガチのキツめに履いていたので、ヤマビルが吸血しているのに靴を脱ぐのに手間取ります、
みるみるヤマビルの体積が大きくなっていきます。
女人禁制の山。
靴の中のヤマビルは、靴下の上からの吸血だったので、すぐに取り除くことができました。
大事には至らず、といったところです。
この日の服装、下半身は黒のコンプレッションタイツのショートパンツでしたが、太ももからなぜか血が滲んでいました。
目を凝らしてもヤマビルの姿は確認できず。
あまり気分が良いものでもないので、山頂への道を急ぎます。
富士山は見えません。
太もも、あらためて確認すると3箇所くらいから血が滲んでいます。
おかしいなと思い、ショートパンツのポケットに手を突っ込んでみたら、まさかのヤマビルが二匹も!!!
ショートパンツとタイツ越しに、わたくしから吸血していたのでした・・・。
「うぎゃーーーーーー!」と悲鳴を上げても、蓑毛ルートには誰ひとりとしていません。
※画像も動画も、両方押さえていますが、あまりにグロだったのでやめときますね。
休憩しているときに、ご夫婦の登山者と話していたら、この時期の蓑毛越は「ヤマビル銀座」とか「ヤマビルの巣」などという別名をつけられ、利用者はほぼいない、とのこと。
まんまと罠にはまった獲物となったわけです、自分が。
蓑毛のバス停から約二時間で大山神社の上社に到着。9:40。
時間が早いせいか、登山者はかなり少なめ。
カップラー、いただきました。
朝から何にも口にしていなかった。
山で食べるカップラーはほんと美味しい。
帰りは、膝に爆弾をかかえているため、比較的緩やかな見晴台からと考えていたけど、ゼッタイにヤマビルがいるはずだろうし、また道幅も狭いので猛攻を防ぐことは不可能、と判断し、下社まで素直にまっすぐ下ることに。
膝にやさしくないんだよなー、この岩の階段のようなルート。
最後の急階段もこわいのですよ。
感覚的には85度くらいありそうな急斜面。
しかも手すりは老朽化が進み、身体を委ねることはできませんしね。
下社、とうちゃく~。
この一年間を加護してくれたような気がしたので、今回のお詣りとなったわけですよ。
そしてヤマビル。
吸血中のヤマビルはあまりにグロかったのですが、吸血前は尺取虫と見分けがつかないくらい細いし小さい。
こいつが血を吸うと30倍くらいに膨れるのだ。
新型になったケーブルカーに乗るのは初めてかも。
ガラスルーフにすればいいのに。
なにかムーディーな車内になってました。
男坂も女坂も、登りはもちろん、下りもかなりきついので、ケーブルカーは本当に楽ちん。
おみやげもの屋さんを冷やかして、今回の大山神社詣りは午前中で終了しました。
そういえば、「サーモス 保冷缶ホルダー 500ml缶用 」買ったんだぜ~。
保冷機能はなかなかだし、500mlの缶ビールを愛してやまない自分にはピッタリ!
200gという重量が玉にキズだけど。