「素朴と闘魂の心」という校訓を思い出してしまった

なんか急に思い出した!

実家である新潟の山間部。
山深い地域で、積雪量は日本一ともいわれ、まあ普通に5mとか積もっていた、いまや限界集落という次元をとうに超えた実家があるわけです。
               
そんな実家は新築からすでに約15年。
執拗な飛び込み営業を繰り返されているうちに、やむを得ず屋根と外壁の塗装を行うという判断をくだしました。
自分がこの家に戻ってくるのか?という疑問もなくはないけど、せっかく父が残してくれた立派というかどでかい家なので、このまま朽ちていくのを放ったらかしにするわけも行かないので、ものすごい金額の見積もりを受け止めて施工してもらうことにしたのですが、今回の帰省はその進捗のチェック。
                
お正月でこのレベルなので、ピークとなる1月中旬~2月末は毎日雪との戦い、そりゃ外壁も屋根も痛むわ。
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ちなみに、ずーーーっと今治にいるわけではなくて、一ヶ月のうち20日間くらいは今治、そして一週間は町田、残りの3日くらいで新潟の実家に帰っています、というのが今のペース。
                   
              
積雪まえの最後の秋野菜の収穫。
右のブルーシートがかかっているのが再塗装中の実家。
倉庫二棟はもうほとんど使っていないので、除雪の手間を考えると今すぐにでも取り壊したいけど、コストが半端ないので今回は見送り。
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積雪量がひどいところで、多い年には5mくらい。
ただ積雪量は積もっている雪の高さのことで、どんどん降る雪に押しつぶされて、結果雪の壁が5mということ。
降雪量(=日々、積もっていく雪の総量)は12mっていう、人が住んでいる地域としてはまさに世界レベルの、生きていくのが辛い地域。

        
                
そんなつらい街で育った自分。なぜか急に自分が通っていた中学校の校訓を思い出したのです、これを書いている今治で。
その校訓とは、
「素朴と闘魂の心」というもの。
                
たしかに、毎日降り続く膨大な雪に対して、そして生きるのがつらくなるほどの自然の脅威に対しては、素朴と闘魂の心がなければ息をするのも辛くなる、そんな田舎ではありました。
そして近年では、地球温暖化のせいなのかなんなのか知らんけど、真夏には急激に気温が上昇し、まさかの40℃超えも発生しているという、どんどん住みづらくなっているこの地域。
そんな生きるだけでつらい実家の再塗装に数百万もかけて補修する必然性がどこにあるのか?という疑問はどうやっても拭い去れないけど、早くに亡くなった父のことを思うと、メンテナンスするのに躊躇することがなかったのですよ。
これが、「素朴と闘魂の心」なんだ、とは断言できるわけではないけど、ひとまず終の棲家の補修は完了しました。
                
新潟の県民性もさらに強く主張したような校訓だなあ。嫌いじゃないけど。
                  
ただ、倉庫は面倒くさいからすぐに取り壊したい。
↓ ぶっ壊したい倉庫の外壁。
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<次回予告:温暖な今治にも少しずつ冬がやってきたよ>
                
              
                      

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