雲上の人となる!
2014年以来の富士山登山。
この時は6名か。
今回はいろいろあってオトコ2人旅。
前日には、鶏をダッヂオーブンで。
サブメニューも。オトコ二人。
肉たっぷりで英気を養い、翌日、8/27(日)は須走口から。
6:00発の五合目行きバスを待ちます。
須走口からは、メジャーな吉田口からとはは異なり、人影もまばらw
バスの中でうとうとしながら、6:25、須走口到着。
高度順応?
なにそれ?
てことで、すぐに出発。
すぐに登山。
五合目は約2,000m。
吉田口より300~400m低いところ。
スタートからは森林帯、というか低木帯を延々と歩くことに。
富士山山頂は遠い。
歩道は整備されている。汗はダラダラ。
かなり消耗する。
六合目に到着する前から、すぐに雲上のヒトに。
雲が低いのかも。
一応、自社製品を撮って。
仕事のミッションはいったんこれで終了。
山肌はそれほど赤くない。
そして残雪も見えない。
どうやら、富士山は一週間ぶりの好天らしく、六合目くらいですでに絶景。
というか、南アルプス何よ!っていう天井人の気分。
ムラムラする。
七合目大陽館には8:56着。
なにか、
よくわからないけど、
すでに頭がふわふわする。
とっても眠い。
雲が低く立ち込めている。
下界の景色は望めない。
ここで記憶がとんだ!
歩きながらも、とても眠い。
とにかく眠い。
頭痛が痛い、というわけではなく、
とにかく汗が止まらない、そしてとにかく眠い。
眠い。
本七合目の見晴館に付く頃には、疲労感マックス。
ベンチに座ったら、5秒で眠ってしまった。
どれくらい眠っていたのだろうか?
正直、ここでまさかのDNFが頭に浮かぶ。
前夜はたっぷり眠ったにもかかわらず、とにかく眠い。
生あくびが止まらない。眠い。
いつもどおり、腰は痛い。
右脚の太もも内側、攣っている。
汗が止まらない。
DNFしようと、頭の中はいいわけがいっぱいに。
ただ、ここはまだ七合目。
ここでDNFしたら、何のために富士山にきたのかよくわからないことに。
少なくとも、吉田ルートからの上りの本八合目まで行って、
土地勘のある下りの共通ルートまで行ってから、
頂上はあきらめたとしても、安全に下れるところまで行かないと。
DNFするために、本七合目をスタート。
休憩時間30分ほどか。
八合目。10:30。
下江戸屋。
なんとかここまで来れた。
いまだ生あくびは止まらない。
だけど、脚が動くようになってきた。
七合目から感じていた空気の薄さ、このあたりでは忘れられるようになっていた。
本八合目、だろうか。
10:59。
やっと下山できる。
いや、しないけどw
ここまでDBKのジャージで登っている。
もしかしたら、自転車ジャージでの登山は恥ずかしいのか?
ここでおにぎり2個、そしてBCAA、Meitanを補給。
や、頂上まで行きますよ!
生あくびがもう出なくなってきた!
下山者も大勢になってきた。
重い身体を押し上げて、さあ山頂へ。
砂走りも見えてきた。
あそこを下るのか。
すごいスピードで下っている、あんなこと自分にできるかな?
砂埃りがハンパないな。
九合目まで来た。
廃墟は怖い。
そして、雲が織り成す景色。ここでしか見れない景色。
ここまで頑張って良かった。
残雪が富士山に登ってきたことのあかし。
山肌がとにかく美しい。
息を呑む、ここでしか見れない景観。
ウヒョーーー!
(酸素うすいー、死ぬーーー!)
終わりの始まり、なのかーー!
かんぱい!!
手がしわくちゃなのは気圧のせいか?
12:30に登頂完了。
正直、吐きそう・・・。
6時間30分もかかってしまった。
さあ、帰ろう!
山頂の山小屋、すでに一軒しか営業していない、シーズンオフ間近な季節。
酸素が薄いからさっさと下山したいところだけど、身体が動かない。
さっき飲んだビールが更なる頭痛を呼び起こす。
ゆっくり休憩後の、トイレ¥300からの13:30下山開始。
下れば下るほど、身体は楽になっていくはず。
はず。
あいかわらず、すばらしい天候。
これからは、雲だけを見て生きていきたい!
順調に、ただし一歩一歩踏みしめながら下るも、
砂走りを空を飛ぶように駆け抜ける、わけにはいかず、段々遅れてきた。
そもそも日常的に走ることはしていないわけで、そう簡単に足が前には出ない出ない。
ボッチで下るも、次第に雲に囲まれ視界は3mくらいか。
ふかふかの砂にまぎれて、硬い石がワナとして存在するため、ここではリスクをおえない。
視界不良のため、なおさらスピードは落ちてしまう。
だけど、五合目須走り口には15:45に到着。
山頂発13:30だから、下りは2時間15分。
スピードに乗って走るわけにはいかなかったけど、誰にも追い越されず、
むしろ追い越して下ってきたので、そんなに遅いわけではないかも。
無事に下山できてよかった、そして富士山登山はとっても楽しかった!
そして、、五合目からは休憩もそこそこにバスで下り、速攻温泉へ。
帰りの高速渋滞はなかなかだったけど、久しぶりの富士山を満喫できました。
富士山のなんとはいえない霊気にあてられたのか、日常生活に戻るのに苦心したかも。
そして、このblog書くのにも時間がかかった。
8月の最終週末といえば、なにはさておき、「直江津集合」を優先すべきな人生wだけど、毎年この時期は秋のシーズン立ち上がりの仕込みと重なり、なかなか厳しいスケジュール。
とはいえ、今年はしっかりお休みを確保していたにも関わらず、まさかの骨折が行く手を阻んだ。
残念なのは、まさかのヤマダさんが集合していた瞬間に立ち会えなかったとこ。
登って下る、それだけの山
尾根を歩くとか、左右にトラバースするとか、そんなことは一切なく、ただ登って下る、それだけの山、富士山。
1回登ったら十分、ていう声が多いのも知ってるけど、またすぐに登りたくなる山。
富士山だからこそ見れる景色、というのも魅力のひとつなのかも。
あたりまえだけど標高は日本一なわけです。
アクセスが容易なこともあって気軽なイメージだけど、そこはそれ日本一の山なので、感動もひとしおです。
ここでしかみれない景色もあります。
とっても感慨深いアタック富士山となりました。
そして、キャラバンのシューズ、登りも下りも万全だった。
軽い、そしてホールド感と安定感がオススメらしい。
会社の後輩の女の子(新婚旅行がアルプス縦走)がすすめてくれた、初心者も熟練者にも良いらしい。