GWの10連休に絶対に観ておくべき映画「渋滞」

映画「渋滞」 監督:黒土三男 出演:萩原健一、黒木瞳、清水美砂

今年のGWのまさかの10連休となりましたが、特にどこに出かけるとも予定のない方におすすめしたい映画があります。
大好きな映画で、これまで何回観たことか、そして何リットルの涙を流したことか・・・。
               
映画「渋滞」 監督:黒土三男 出演:萩原健一、黒木瞳、清水美砂
2019_04_27



      
年末に、千葉の浦安から瀬戸内海に浮かぶ真鍋島という離島まで、夫(荻原健一)の実家へ車で帰省しようとする一家4人の話。
1991年の作品。
年末にまとまった休みがとれたので、夫の実家まで浦安から車で自走するんだけど、想像を絶する大渋滞。
荻原健一が妻の黒木瞳に対し、その激しい渋滞や重なって起こるトラブルに、狭い車内の中でイライラをつのらせる人間ドラマ。
ちなみに、出発した当日の夜にたどり着いたのは、やっとの思いで沼津まで。
        
道中、子供が病気になったり、事故にあったり、道に迷ったり、ガス欠になったり・・・。
結果的には実家には帰れず、なんとか島まではたどり着くも連絡船の時間までの短い間だけの滞在。
5年ぶりの帰省のきっかけとなった父親の認知症発症ゆえに、父親は終始ブスッとしており、心配はつのるばかり。、
連絡船の出港しばらくして、一隻の漁船が追ってきた。それは父親の船で大きな大漁旗をかかげ、漁船から連絡船へ向けて大きなブリを投げ入れる。
見つめ合う父子。手を振って別れる家族。
                     
2019_04_27-2


萩原健一と黒木瞳の夫婦ふたりだけの映画といっていいかも。
それにしても、映画は役者の力が大きく作用する、そのことを改めて痛感できる、そんな作品です。
            
萩原健一氏の代表的な作品である、八つ墓村、いつかギラギラする日、傷だらけの天使、前略おふくろ様、とはまた違った演技が見れると思います。
また、黒木瞳を黒木瞳たらしめる、まさに「女優」の演技もすばらしい。

         


帰省できる実家がある方、そして実家に親が健在だったりすると、涙のリットル数は激増します。
           
連休が始まると、高速道路は少なからず渋滞しますが、近頃は分散型休暇が多くなってきたという印象です。
ただ今年のGWはまさか10連休。
働いているかたももちろんたくさんいるんでしょうが、お休みできるひとも相当多いはず。
渋滞中の他人の不幸は蜜の味、っていう感覚も少なからず存在しますが、
そんなつまらない満足感より、渋滞中の車内という空間が生み出すドラマがこの作品の大きな特徴だと思います。
             
           
GW中に特に予定もなく、ニュースで渋滞情報をニヤニヤと眺めている方へ。
親孝行、そして家族への愛情が深まる映画なので、是非観てくださいね!
          
  
※10連休まではいきませんが、自分は9連休です。そして車で実家の新潟に行きます!渋滞はカンベンしてくれ
     

<次回予告:今治にもう拠点を移そうかと考えている。>
            
         
        

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