二度目の今治訪問です
前回の今治訪問では、地方都市にも関わらず、疲弊を感じられない、なんだか少し豊かな街、という印象を受けました。
そして間をおかず二度目の訪問です。
今回は予讃線の「伊予桜井駅」から。
すっかり遠くまで来たと感じるのは、無人駅だから。
真夏の日差しはすっかり息をひそめ、やわらかい秋の太陽です。
今治の名店、「丸啓」の中華そば
打ち合わせを始める前に、お昼ごはん。
地元の名店に連れて行ってもらいました。
今治の桜井漁港にある「丸啓」。
漁港近くの細い路地に位置するので、初めての人がたどり着くのは大変かも。
中華そば ¥500。
塩豚骨風味。
ほぼ満席で、ここもまた地元民に愛されるお店のよう。席を譲り合っている光景も。
中華そばに焼きめし、そしてセルフで取るおでん、っていうのが愛されるフルコースという感じ。
ほとんどの人がおでんをいただいていました。
本当に美味しい!と感じたラーメンって、具材がなにとか、出汁やタレとか、思い出せないんですよ。
記憶が「美味しい!!」に置き換わってしまうせいなのかも。
なので自分の中での印象は、「明日も食べたい!」っていうことに尽きます。
思い出したら今すぐ食べたくなってきました。
そして、自分の中でのラーメンランキング第1位が6年ぶりに書き換わりましたよ。
宿泊は今治国際ホテル
しっかり、みっちりと打ち合わせをした後は、今夜の宿泊先に。
しまなみ海道を走った自転車乗りの利用も多い、今治国際ホテル。
ここ、オーナーは今治造船なんだそうです。
寝るだけなのに、ぜいたくにツインをシングル利用で。もったいない。
タオルはもちろん今治タオル。
ホテルの1Fには今治タオル直営店も。
夜ごはんはホテル隣接の「鉄火鳥本店」へ。
画像はないけど、今治独特の鉄板焼きの焼き鳥屋さん。
①鉄板で焼く、②プレスする、③串に刺さずに皿に盛る、というせっかちな造船所労働者のニーズに応えたとか。
今治では串に刺さった焼き鳥はほとんどないらしいです。
そして台風に翻弄され・・・
天気予報では未曾有の大型台風21号がやってくるのはわかっていたこと。
さらに今回はチケット代を惜しむため、格安LCCのジェットスターを往復利用。
何の保証がないのはわかってはいたけど・・・。
朝4:00に起きて、ジェットスターの運航を確認するも、通常運航という表記。他の航空会社が全便欠航なのにもかかわらず。
あやしい、と思い、そのままアプリで確認していたら、5:00に欠航という情報が。
あわてて振替輸送を選択するも、翌日の夕方便しか選べないという残念な結果に・・・。
もう、飲むしかないわけですわ、朝4時だけど。
最安のエコノミー、そしてオプションなしのチケットのため、延泊のホテル代補償などおこなわれるはずもなく、いやいや今夜の宿を手配することに。
WiFiが普通に使えそう、かつトイレがキレイそう、そして安い。この三点を基準に選んだのが駅前に位置する今治アーバンホテル。
¥6,000くらい。
今治国際ホテルのチェックアウトは11:00。
今治アーバンホテルのチェックインは14:00。
外は台風で大荒れなので外出はままならず、今治国際ホテルをチェックアウト後はそのままロビーで時間をつぶすことに。
体験したことのないようなふかふかのソファーに、うっとりと熟睡してしまいました。
なにかバブルを思い出させるそうなふかふか感。
早朝からスマホと格闘していた睡眠不足を、ロビーで解消することができました!
んで、ホテルを移動。
(いや、もしかしたら今治国際ホテルで延泊してたほうが安かったのかな?)
お昼も過ぎていたので、またまたラーメンをいただきに今治で人気の「光屋」へ。
こちらは久留米ラーメンの名店のようで、店外でも豚骨の香りが強め。
久留米ラーメンはもちろん好きなんだけど、なんだか日和ってしまい、やさしいイメージの「今治ラーメン」なるものをいただきました。
レモンをしぼるらしい。
今治駅周辺を散策
台風なんかとっくに通り過ぎてしまい、今治はすっかり良い天気。
時間つぶしに駅周辺を散策します。
バリィさん・・・。
GIANT直営店。
レンタルもやってます。次回借りてみようかな。
そしてこの廃屋?は駅隣接の建物。利権が複雑に絡み合い、取り壊しもままならないのかも。
そして台風の影響で、電車も飛行機も完全にストップしていているし、今治の観光名所は車がないとどこにもいけないこと、そして台風がとっくに通り過ぎたとはいえ、外は強風が吹きすさんでいたので、ホテルに引きこもるしかないわけです。
朝4時から引き続き、一人宴会で一晩過ごします。
そう、じゃこ天と金ちゃんヌードルで。
松山へ移動 特急しおかぜ
翌朝は、台風など何もなかったような快晴。
飛行機は夕方の便だったけど、暇にまかせて松山へ移動することに。
復旧したJR予讃線、特急しおかぜで。
車窓から海が見えるっていうのは、心が豊かになりますね。
伊豆が大好きなのもそのせいなのかも。
瀬戸内海っていうのは、いろいろ豊かなんだなあ。しみじみ。
松山城へ もしかしたら、お城ってはじめてかもしれない
お城っていうものに、これまで全く興味がなくて、それはただの食わず嫌いというか、無知ゆえのあさはかさというか、そんな後悔を松山城にいったことで思い知らされました。
お城ってすごい!
とにかく時間が余りまくっているので、松山駅からは徒歩で向かいます。
路面電車を横目に。
すっごい良い天気に恵まれ、松山城の全貌を見渡せました。
週末の富士山登山に少しでも備えるため、徒歩で天守閣を目指します。
しょっぱなから石がすごい!
とにかく石積みに見とれながら登っていきます。
石で描かれたカーブが美しい。
どうやって、こんなにびっしりと積み上げたのか。
真夏の陽ざしからは少し和らいだ、やさしいお天気なので、少し汗ばむくらいで気持ちよく登っていけました。
ネコが多いとは聞いていたけど、さっそくのお出迎え。
観光客慣れしている。
けっこう、美人さんw
天守閣が見えてきた!
小高い丘の上に築城するっていうのは、強者が「奪う」「盗む」というのが正義だった時代に、守護する目的だというのが平和ボケした自分にはちょっとカルチャーショックだった。
そんなことがこの建造物を何の事前知識もないまま感じたこと。
初秋のひかりに浮き上がるお城は、その厳格なすがたもちょっと優しげ。
そしていよいよ天守閣内部へ。
いきなりの急階段はやはり敵の侵入にそなえてのものだろうか。
海と山があるっていうのは、昔から豊かな証しなんだなあ、と。
とはいえ、このお城もいろんな搾取の上に出来上がったのかもしれない。
立地的には、海上交通の要所に位置しているわけで。
海を見渡せるっていうのは風光明媚もそうだけど、守備にも適していたんでしょうね。
その瓦はさすがにコンクリートで補強されている。かなり劣化してはいるけど。
とにかく板張りが気持ちいい。
実家を立て直す前の古い家も、家中が板張りで、冬は寒いけど足の裏が気持ちよかった。
「立入禁止」がハングルで記されている。
最初の2文字は意味不明だけど、後ろの2文字にははっきりと「コロス」と書かれている。
実はあちこちにネコさまは隠れている。
すべてのネコにGPSをつけて、ポケモンGO的なことをやりたいです。
ついでに、なにかのキャラと自撮り。
さて帰るか、と下山していく途中の石垣がこれまた美しいかも。
リフトで下山してみようかなっと。
気持ちがいい天気だったので、外の空気が感じられるリフトにしたけど、ロープウエイも良さそう。
そろそろ帰路へ 松山空港に
時間つぶしのためだけに訪れた松山城が、もう一回ゆっくり行きたくなるほど楽しかった。ほんと、行ってよかった!
城から下るとすぐにある、今治タオル販売の盟主、「伊織」のお店にも訪問。
VPもかなり出来上がっていて、これは観光客じゃなくても買うわ。なんて思いつつ。
松山三越はスルー。
たぶん、知ってる人は何人かいるんだろうけど。
歩いて松山駅に向かうと、途中に現れる愛媛県庁。
なにこの贅沢な造り!
途中、ちょっと小腹が空いて、ラーメンを。
知らない土地に来たら、その土地のラーメンを食べたいじゃないですか。
「やすまるラーメン」というお店。
背脂煮干しラーメン620円。
ストレートの細麺って、今本当に多いですよね。
「やすまるだし」というお出汁を販売している高橋商店が運営している、というのが後であわりました。
ほんとに帰ろう。ジェットスターで
9/4の朝一の便で帰る予定が、9/5の最終便にしか振替ができなかったので、ものすごく時間が余ってしまった今回の今治ツアー。
やっとたどり着いたのは、みかんだらけの松山空港。
ビール飲みっぱなしでおなかがタプンタプンなので、みかんジュースは自粛。
だけどまだまだ最終便までには時間がたっぷりあったので、空港3Fのテラスを陣取り、話題の99.99など。
なんでジェットスターにしたんだっけか?
松山空港までのチケット、今回の行程があまりに急だったので、航空券とホテルのお得セットが時間切れで取れなくて、すこしでも節約したくてジェットスターを選んだまでは良かったけど、成田空港に行くのに電車だとこんなにつらいとは想定外でした。
なので、帰りは成田から東京駅への直行バス、¥1,000。
これ、楽ちんでいいかも。
乃木坂の2017東京ドームライブを熱狂的に鑑賞しつつ、バスはあっという間に東京駅まで。
さて、これからもっと頻度を上げて今治まで行くことになるんだけど、どうしようかな。
いろいろと。
<次回予告:DBKオフ会で町田の名店「いくどん」へ>