「カレーは市販ルーでそのまま作るのが、一番旨い」という呪縛からの解放呪文

なにをいまさら・・・

カレー、家で家族みんなで食べるカレーに限定していうと、市販のルーをマニュアル通りに作るのが安定して美味しいです。もちろん、お肉を塩麹に漬けて柔らかくしておくとか、玉ねぎの食感が好きだから二段階に分けて入れるとか、ジャガイモがくずれるのがイヤだから別鍋で煮ておくとか、そうゆうのはアリです。
ただ、ついやりがちな決定的に味を変更してしまう「足し算」は家庭ではやらないに越したことはないです。
　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　
家庭のカレー、なにか安心しますよね。

　　　　　　　　　　　　　　　

足し算をしないほうが美味しい、と気がついたのは実は最近で、「プレミアム熟カレー」に出会ってから。
なにせサブタイトルは「もう、かくし味はいりません。」ですぜ。

「20種類の食材＆500時間熟成スパイス」らしいので、だまされたと思って足し算はなにもせずに作ってみたら、まさかの安定感ある美味しさだった。
正直、グリコのカレーとか馬鹿にしてたんだけど、マイフェイバリット・カレーである「ハウスジャワカレー」よりも家庭向けな味。
本当に良くできている。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　

もうひとつ、カレーについて言いたいことがある

みんなわかっていて、敢えて言っているんだろうけど、「いや～、二日目のカレーは美味しいねえ」ってやつ。
これはどう考えても、お母さんが無理やり言わせているだけのセリフ。
　
どう考えても、カレーというかスパイスの風味はとんでしまっているし、野菜や肉も完全に形が崩れてしまっている。
二日目のカレーをたとえばカレーうどんにするなど、全く別のものにするならまだ理解できるけど、完全に味が落ちたカレーを美味しいといわせる圧力たるや。
そもそも一食で完食できないような量のカレーを作ってしまう配分の甘さ、もしくは二日目カレーという言葉の魔力を使った手抜き料理、などと、自分はかなり厳しい見解を持っている。そもそもカレーのような主張の強い食べ物を二日連続では食べたくない。
　　　　　　　　　　　　　　
結論：二日目のカレーはまずい！
　　　　　　　　　　　　　
いや、それだけではまだ言い足らない。
カレーはできた直後が一番美味しい。これは間違いない。
まずスパイスの風味が生きているということ、そして具材がカレーの衣をまとったちょうどいい食べごろ、家の中をただようカレーの香りが食欲をそそる準備を盛り上げること、など。
いいことだらけ。悪いところがみつからない。
　　　　　　　　　　　　
キーマカレーにしても美味しかった！

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

もうカレーの過去の呪縛から解放されたし！

なぜこんな呪縛が生まれたのか。
　　　　　　　　　
1.カレーにはその家の隠し味をプラスすべし。
2.カレーは煮込めば煮込むほど美味しくなる。
3.二日目のカレーは絶品。

　　　　　　　　　
カレー鍋はストウブ。
ココット オーバル グレナディンレッド 23ｃｍ 40500-233

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
—次回予告
「大阪に引っ越す作戦失敗。その後の戦略！」